2004/01/30

人に怒られること

誰だって人に怒られるのは嫌いだ。
ましてや怒られるのが自分の子どもだ
ったりすればなおさらだ。

あたしは比較的そういうことは気にしない
タイプだった。

人の家で遊んでいて、藍夏さんが怒られて
も、
「仕方がないなあ」
と逆にもっと藍夏さんを怒っていた。

そこで甘やかしたり、軽く流したりすると
せっかく叱ってくれた人に申し訳ないから。

怒った人はきっと勇気を振り絞って叱って
くれたはず。

人の子どもを叱るというのはそのくらいプレッシャー
があるものなのだ。

きっと昔は何も気にしないで近所の子どもを
叱っていたのだろう。
もちろん、親も何も気にしないで。

今は、下手に怒ると逆ギレする親が多すぎる。

あたしは人の子どもは怒らないようにしている。

親の目の前では。

Q よその家の人に怒られたことがありますか?
A あまりない。。。。でも親はあたしが人に怒られるのが
  嫌いらしく、先回りしてよく叩いたらしい。



PS
昨日の晩御飯
・肉じゃが
・鳥のから揚げ
・納豆
・トマトサラダ

制作著作 あたしです。


2004/01/28

分身がどこかで生きている

自分にもしものことがあったら、からだの一部は
ドナー提供して欲しいと伝えてある。

一応、ドナーカードも常備してあるのでおそらく
そのまま行くと思うけど、家族の同意も必要らしい。

自分は死んだ後のことはなーーーんにも気にしない
ので、もし必要とされているところがあるのなら、是非
使って欲しいのだけど、遺族はそうでもないみたい。

からだが切り刻まれるのと、体の一部が他の人
の中に入っていることの生理的嫌悪感だ。

あまり想像したくないのでさらっと書くけど
自分も、遺族の立場だったらやっぱり躊躇する
だろう。

というか、拒否する可能性が高い。

提供先が同じような人(若い女性→若い女性、子ども→子ども)
だったらまだいいけど、辺なおっさん(自分もそうか)の体に
入りこむことになったら・・・・。

ちなみに提供先は選べないし、知り得ないので、行ったっきり
になる。

自分の大切な人がどこかで生きているような、迫害されて
いるような・・・。

自分のことも改めて家族の意見を聞いてみた
「藍夏さん、体の一部上げてもいい?」
「あいかにちょうだい」

・・・・やっぱりあげられないか。

Q ドナー登録をどう思いますか?
A それでも続けています。

PS
昨日の晩御飯
・おそかったので別飯です。






2004/01/26

人に何かを教える難しさ

人の職業の中で、個人的に尊敬できる
職種がある。
サービス業と教師である。

もちろん、全てのサービス業と教師を尊敬
するわけでなく、一流を極めた人のみだ。

それはなぜかといえば、サービス業も、教師も
人に接して、その対価をもらう職種。

中にはいろんな人がいるだろうけど、
一流の人は笑顔を絶やさず、任務を遂行する。

で、うちの話。

昨日、某通信会社から教材の案内とサンプルが
来て、藍夏さんと一緒にやっていた。

その中に、数字を追っかけていって一筆書きをする
教材があった。

大人から見れば非常に簡単なもの。

1から30までの数字をペンでつないで、絵を完成させる。

で、藍夏さん。

途中までは順調にやっていたのだけど、20を越えたあた
りからあやしくなった。

一応、50までは口で言えるのだけど、数字自体は
まだ完全に覚えていない。

そして29でストップ。

あと1つなんだけど、29の次がどうしてもいえない、分からない。

何度も、
「じゃあ、20から一緒に言ってみようか」
と誘って、一緒に口ずさむのだけど、28から心細くなる
らしく、
「ごにょごにょ・・・」
みたいな感じで、ごまかしてしまう。

普段、30という数字も理解しているだけに、ついがんばらせて
しまう。

だけどここで怒ってはいけないので、常に笑顔。

つい、いらいらしがちでも、笑顔。
自分でやってしまいそうだけど、笑顔。
止めたくなるけど、笑顔。

そして遂に30までつなげることが出来た。

つくづく思う。

こんなことを毎日、いろんな子ども相手にやってるんだ、教師は。

まさに、尊敬に値する。

Q 人に何かを教えたことがありますか?
A 部活でよくやったけど、それは罵声と共に仕込んでいたから。。。

PS
昨日の晩御飯
・外食でした。。。。

2004/01/23

跳ね返る言葉

最近、藍夏さんを叱っているとき、ふと
考えることがある。

M前はゲームをして、負けると
「もういや!」
とか言い出すので
「そんなこといってると誰も遊んでくれなく
なっちゃうよ!」
とよく叱り付けた。


これ、よく考えると、小学校低学年時期の
あたし。

あたしは負けず嫌いで、よくゲームや運動など
で負けると、
「なにーーー」
と踏ん張ってさらにがんばるのではなく
「やめー」
と半ギレで止めてしまうことが多かった。

ちょっと大きくなったとき、さすがにそれでは
まずいと反省し、人のがんばりを評価するように
心がけたが、今にして思うとこんな嫌なガキは
結構いた。

家とかではあまりゲームや競争をしないので
家族は気づかないみたい。

藍夏さんの場合、あたしと遊ぶ機会が多いんで
それが発覚するのが早かった。

今でも叱っている最中に、
「おいおい、あんたはまだ直ってないだろう」
という突込みを受ける。

そして
「ごめんなさいね」
と返す。
自問自答で。


Q 誰かに説教しているときに「やばっ」と思うことありますか?
A たまーーに。

PS
昨日の晩御飯
・遅かったので別飯です。

2004/01/21

何を教わる。

あるテレビ番組で、中国の教育熱について
報道していた。

以前は高級階層の人たちしか受けられなかった
教育も、今では特に貧富の差別なく教育が
受けられるようになった。

そして、成績優秀な子どもには、さらにレベルの
高い学校にもいけるようになり(昔はどんなに
頭がよくても中学に上がれない人たちがいた)
出世コース目指して家族ぐるみで応援していた。

そこで、教育ママと子どものシーン。

小学校高学年くらいの子どもが、テストで
あまりいい成績を取らなかったといって
お母さんにえらく叱られていた。

ちなみに点数は80点。

子どもは黙ってうなだれ、静かに涙を流す
のみだった。

このあと、テレビのディレクターが
「お母さんをうらんでない?」
と聞くと
「うらむなんてとんでもない! お母さんは
大好き。」
「だって、話すことと走ることを教えてくれたから」

一瞬何のことか分からなかった。

こどもは続けて
「話すことを教えてくれたから、いろんな人と
話せて、何だって出来るようになったし、走ること
を教わったから、どこにだっていける」
子どもは本当に感謝しているように見えた。

今まで、そんな当たり前のことを感謝することなんて
なかった。

というか、日本では誰もいないだろう。

親から教わって、感謝する。

そんなことすら伝えられていない。

だいぶ反省しつつ、藍夏さんに聞いてみた。

「ねーねー、何か教わったことある?」
「ない」

最初はいきなり否定された。

どうやら教わるのはお遊戯とかのイメージがある
らしく、もうちょっと「教わる」という言葉の意味
そのものを「教えてあげる」と

「おりょうりとおかたずけとおそうじ」

ある意味、期待していた答え。

地道に2歳くらいから教えたかいがあった。。。。


Q 親から何を教わりましたか?
A 訓話的なものしかないなあ。。。

PS
昨日の晩御飯
・ブリの照り焼き
・竹輪と卵の炒め物
・シラスと大根おろし

制作著作 妻さんです。









中国の子ども
親が勉強しろ
泣きながら
でも親を恨んでいない
親からは走ることとはなすことを教えてもらって
おかげでいろんな所に行けて話すことができる。

勉強は自分のため

藍夏さんがならったことは料理と片付け

2004/01/19

PS
昨日の晩御飯
・マグロの刺身
・マグロ納豆
・厚焼き玉子
・竹輪とワカメの味噌和え
・トマトサラダ

制作著作 あたしです。


2004/01/17

弱い父親

子どもが多く集まるところでは、必ず
揉め事が起こる。

藍夏さんが揉め事の中心になることは
少ないが、絡まることはたまにある。

ちょっとしたお店のおもちゃコーナー。

藍夏さんと杏夏さんは珍しく仲良くおもちゃ
で遊んでいた。

そこへ一人のヘンなガキ。

いきなり、杏夏さんの隣に居た女の子を押しのけて
その子が持っていたおもちゃで遊び始めた。

最初はあまりにも強引だから、弟かなにかだと
思ったが、まったく関係なかった。

そして次は杏夏さん。

杏夏さんが持っていたおもちゃを指差して
「これほしい」
とか言い出したのだ。

さすがに親のあたしが居たから強引にとろうと
はしなかったけど、もし二人だったら、奪い取って
一悶着あっただろう。

藍夏さんがそのやり取りに気づいて
「どうぞ」
といって、自分の持っていた同じタイプのおもちゃ
をその子に渡した。

そしたら、すぐ側に居た母親が
「あ、ごめんなさいね。ほら、ありがとうは」
その子は無言で遊んでいた。

そしてすぐ
「これほしい」
とさらに杏夏さんと藍夏さんが持っていた
おもちゃを指差した。

ちなみに、同タイプのおもちゃが4つあり、そのうちの
2個をそこ子に渡しており、残り一つずつを藍夏さんと
杏夏さんが使っていたのだ。

さすがに藍夏さんも
「いや」
と首をふったが、そいつは、手を伸ばしてとろうとした。

そこへ父親が
「いいかげんにしろ。ほら、こっちにおいで」
子どもは無視。

引き続き手を伸ばした。

母親も
「もう、だめじゃない。」
というだけで、特に引き離そうとはしない。

さすがにあたしも頭に来て、ちょっと睨み加減で
真後ろにいたのだが、特にあたしに何か言うわけでも
なく、そいつが手を伸ばすのを見ていただけだった。

何度も手を伸ばすので、また父親が
「ほら、こっちにこいよ」
といって手を引くのだが、子どもはガンとして
動かない。

すると藍夏さんが
「いいよ、あげる」
といって全部渡した。

あたしも頭に来ていたので、とめるしぐさをしたけど
もう渡した後だった。

あたしがものすごい不機嫌そうに、そいつと、親たちをにらむと
さすがにやばいと思ったのか、ちょっとばかり強引に
連れ去っていった。


この間、5分くらい。

どうして、こんな理不尽なことを許しておけるのだろう。

親たちは、ずーと目の前でこのガキのやっていることを
見ていたのに。

母親が放置してこういうことがあるのは分かるけど、父親も
母親も見つづけていて、これだ。

嫌われたくないのか、あきらめているのか。

特に父親ならみっともないと思って完全にほっておくか
きつめに怒るものなのに。

どんどん父親も弱くなっていっている。

星一徹はもういない。

Q 悪いことをするとお父さんはどうしましたか?
A ボコボコにする。

PS
昨日の晩御飯
・鮭の粕漬け
・卵とチーズ炒め
・蒲鉾
・ギョーザ

制作著作 妻さん





2004/01/14

人、まっしぐら

子どもは計算して食事をすることが
できない。

晩御飯、おかずが3品とご飯があったとする。
すると、たいていの子どもはほっといたら
好きなものだけをとことん食べて、ご飯が
残ることになる。

あたしが子どもの頃、そんな子どもたちを
何気に見た。

まるで他人事のようだが、あたしはそんなこと
がなかったからだ。
あたしの兄がそうでも、あたしだけは違っていた。

なぜか、満遍なく食べていて、バランスよく
減らしていた。

ちなみに・・・・。
藍夏さんは、ご飯を残すタイプ。
杏夏さんは、満遍なく食べるタイプ。

末っ子だから同じなのかと思いきや、妻さんは
どれかを残すタイプなのだ。

血液型でもないし、生活環境でもない。

敢えて周りの人も見比べてみて理由を捜してみると、、、。

どこか残すタイプの人は、食べ物に対して嫌いなもの
がはっきりしている。

嫌いなものは絶対に食べない。

ちなみに、あたしも杏夏さんも嫌いなものは
ほとんどない。
よろこんで食べないものはあるが、あればなんとなく
食べてしまう。

絶対食べないいうほどでもない。

でも、藍夏さんと妻さんは、絶対に食べない
というものがちょこちょことある。

なんで、反対に食べたいものに対しても、一直線に
とことん食べてしまうのだろう、、、か?

うーーーん。。。。ちょっと強引。

Q 食事のとき最後に残るのはなんですか?
A 敢えていうなら味噌汁。

PS
昨日の晩御飯
外食です。。



2004/01/11

わずかな可能性と、譲れない線

最近、引越しの話題が多いけど、我が家でも
本格的に捜し始めた。

と言っても、お金がない。

うすーーい可能性に望みをつなぎ(「宝くじにあたったら」
という話しに近い)、某所に行ってみた。

そこはあるアンケートでもベスト3位
に入る人気エリア。ほとんど冷やかしに近かった。

引っ越すときの要件は人それぞれ違うけど、今回
は場所にこだわった。

でも。。。結果、見逃しに。
理由は、日当たりの窓を開けたときの景色。
日当たりは最悪で、景色も隣のビルがわずか2Mしか
離れていなくて、なーーんも見えないのだ。

1歩外に出れば別世界のような地域なのに
自分の家から見える景色はビルの壁。

その違いにどーーしてもそれ以上踏み込む
ことが出来なかった。
(ま、元々買えそうもなかったけど)

藍夏さんの幼稚園問題もあり、引っ越すなら
今年がある意味タイムリミット。
来年4月からは小学校にあがるからだ。

今のところ要件は、、、、その地区で駅から
5分以内の物件。

引越しの可能性は0に近い。

Q 引越ししたとき環境の変化は?
A 一軒家からマンションに変った。でも
  一軒家時代は回りは寂しかったのに
  マンションになったら駅から1分で、周りは
  商店街だった。。。


PS
昨日の晩御飯
・豚の生姜焼き
・厚焼き玉子
・ポテトサラダ

制作著作 あたしです。


2004/01/09

教訓


藍夏さんはすぐにひょうきんなそぶりを
したり、人を笑かそうと頑張る人。
たまにノリツッコミもこなす。

それを真似するのか、血なのかは不明だけど
杏夏さんも最近ノリツッコミをこなす。

「・・・ってちがうよ、おい」
というアホらしいことを2歳児が言うのだ。

ただし、杏夏さんは家庭内限定。

これには一応意味がある。

藍夏さんはちょっとだけど、外でもおちゃらけたしぐさを
見せている。

そのたびに
「大人をからかうようなしぐさや、おちゃらける
のは止めなさい」
ときつく叱る。

時には泣く。

子どもだからと笑ってくれるのはホンの一握り。
ほとんどは
「憎たらしいガキ」
と、下手したら本気で嫌われるかもしれない。

なんでそれを見て、杏夏さんは警戒し、外の顔と家の中
の顔が違ってくるのだ。

結果、藍夏さんだけが叱られ、杏夏さんがいい子
みたいになる。

おちゃらけているけど、全ては真似しない杏夏さんだった。

Q 子ども時代はおちゃらけていましたか?
A まったく。大人の前ではおとなしかったです。。。

PS
昨日の晩御飯
・鳥の甘辛煮
・煮卵
・トマトサラダ
・豆腐と梅肉の和え物

制作著作 あたしです。

2004/01/07

誰が悪い

あたしはよく知らない子どもとコミュニケーション
をとることがある。

今回はレストラン。

藍夏さんと妻さんがたまたま席をはずしているとき
杏夏さんと二人で、お子様ランチ用の子ども用
おもちゃ籠から杏夏さんのおもちゃを選んでいた。

そのおもちゃは、お子様ランチを頼むとついてくる
おもちゃで、複数籠に入れてもってきて
くれて、その中から好きなものを選べる。

すると、まったく見ず知らずの女の子が近づいて
きて、あたし達のテーブルの上にある、おもちゃ
を選び出した。

今は、杏夏さんの籠で、ましてやテーブルが
違うのだから、選べるはずもない。

でも、あまり気にせず選んでいるので
「パパとママにおもちゃ欲しいってお願いしてくれば」
と暗に
「勝手に選ぶなよ」
と諭した。

どこもはすぐに分かったらしく、すぐに自分のテーブル
に戻っていった。

驚いたのは、そのテーブルの場所。

なんと、斜め前で、親は真正面に使い形で
あたし達のテーブルに体が向いていた。

普通なら気づいているだろう。

あたしが逆に立場だったら、テーブルに近づいた
時点で注意している。

ましてや人のテーブルのおもちゃを選ぶなんて
もってのほか。おそらくパンチだろう。

子どもも3歳くらいで、もうそろそろいいことと悪いこと
の区別がついてもよさそうなもの。

子どもも暴れはしなかったし、うるさくもなかったけど
根本的なところで、ちょっとおかしい。

家族ともども、おかしい。

誰かがパンチしてやったほうがよかったのかもしれない。

Q レストランで怒られたことはありますか?
A 逆に怖かったので静かにしていました。

PS
昨日の晩御飯
・スパゲッティーミートソース
・なぜか納豆
・ひき肉の煮つけ

制作著作 あたしです。






2004/01/03

それは特典だ


ある日道を歩いていると、すれ違った親子
ずれの奥さんが
「それが親の努めなんだからね」
と旦那に説教していた。

詳細はまったく分からないけど、推理すること
はできる。

旦那は寝ている子供を抱っこして、半分辛そうに
半分楽しそうに歩いていた。

あたしはそれを見て
「分かる分かる。なんとなく嬉しいもんなんだよね」
と思っていた。

奥さんもからかうように「親の努め」を旦那さんに
諭していた。

おそらく、
「疲れた子どもを抱っこしてあげるのも親の努め」
なのではなく
「抱っこして、いい具合に疲れてみるのも親の努め」
なのかと思う。

つまり、子どもを思いやって助けてあげるよりも、
子どもを抱っこしていい気持ちになるのも
「親の努め=特典」
と言いたかったのではなかろうか。

だから、二人とも疲れたそぶりを見せずに
楽しそうだったのではないかと。

親の努めにもいろんな意味があると
勝手に解釈しつつ、こんな「親の努め」なら出来る限り
長く努めたいと思った。

Q 親の努めは果たしてくれましたか?
A 十二分に。

PS
昨日の晩御飯
外食です。。。







2004/01/01

正月ですね。

あけました。

今年も隔日ペースで書いていきますので
宜しくお願い致します。