2003/05/31

理想の家族は気がつかない。

前回の続き。
(前回の「父親お土産騒動」を読んでない方
はそっちからどうぞ)

父親のちょっと無理があるお土産に限らず、母は
何気に文句をいう人だった(存命です)。

どれもくだらない、おばちゃんのたわごとだが、 たま
にひどい言い方をするのでたしなめると 逆ギレする。

お土産のときなど 「こんなのいらないわよ! もう!」
と、はたから見たら本当にひどい言い方をする。
でも父は決して怒ることも、いじけることもなく、 肩を
すくめて、子どもたちに勧める。 そしてまた
似たようなものを買ってくるのだ。

あたしはそれもあったので、あまり強く父親に
「いらない」
とは言えなかった。
逆に援護するのでますます冗長していったのだが。

しかし、お土産に限らず何気にがんばっていた。
3日に一回は7時ごろに帰ってきて、子どもたちを置いて
二人で飲みに行っていた。

もちろんそのときも
「なんで行かなきゃいけないのよ!」
「やだって言ってんでしょ」
と、本気でいやがっていた。

ある意味恐ろしいが、それでも父親はめげずに
誘っていた。
当然、たまに買うプレゼントも
「何これ、変なの」
くらいの突っ込みはいつもだった。

あるときあまりに目に余るので
「いっとくけど、ウチは恵まれている方だよ。
普通まったく会話もないし、二人で食事とか
プレゼントとか、まったくないよ」
と言うと、
「うっそーーー。でもそのほうがいいわよ」
「本当に、まったく会話もない、食事もプレゼントも
ないほうがいいの?」

しばらく悩んで
「いやだって言ってるのは本気なんだけどなあ、、、。」
と返してそれっきりだった。

結局、本当のところは分からないが、あたしが
友達とかに
「子どものことは3日に一回は親が二人で
出かけるので飯がまともに食べられなかった」
というと
「仲良くてうらやましいねえ」
と返された。

実家でそのことに気が付いてる人は誰もいない。

Q 両親は仲がいいですか?
A 普通。というか他の「両親の仲」とやらを知らない。



PS
昨日の晩御飯
うどん。うどん、うどん、うどん、、、、、。

のどが痛い・・・。





2003/05/29

いつかは言わなければならない事実。

最近、杏夏さんが
「ただいま」
の前に
「お土産」
というようになった。

あたしが小さかった頃はそんなに楽しい物でもなかった。

父は、何気に家族思いだった。
何か気が向いた時だけかもしれないけど、
お土産をよく買って来た。

ちなみにそのお土産は、いつも夜の
10時過ぎに買ってきた。
品は、
「10号以上あるアップルパイ」

「大人のこぶし以上はある肉マン6個」

「ロールケーキ3本」
など。

とても夜から食べられるものじゃない品揃え。
当然明日も食べないだろう。

でも一生懸命買ってくる。

あたしは子ども心に、いやらないっていったら
傷つくだろうと思い、いつも率先して食べていた。
(寝ていても、起しに来るので、食べざるを得ない
という話もあるが。)
それはさらなる連鎖を生んだ。

たまーーに
「シュークリームって美味しいな」
とか
「アイスが食べたいなあ」
とか、本当にさりげなーーく言うと、それを覚えていて
それらを家族の人数の倍は買ってくるのだ。

あまらせたくないという配慮だと思うけど、だったら
回数を多くして欲しかった。

それは今でも続いている。

この前も兄弟家族分のアップルパイを
買ってきた(3兄弟)。
もういい年した大人だし、そんなにケーキなんぞ食べないから
一つを分け合うので十分なんだけど、その辺が分かっていない。

とにかく人数分、最大の場合を考えて買ってくるのだ。

結局持って帰るけど・・・後のことは言うまい。

そう、結局今でも誰もいえないでいるのだ。

母親を除いて。

次号へ続く・・・。

Q 親のお土産で困ったものは?
A ポテトパイ10号分

PS
昨日の晩御飯
・うどん
・シューマイ
・チーズオムレツ

制作著作 あたしです。

2003/05/28

目と目で通じ合う

子どもに話しかけられるといやな思い
がすると言う人は少ないと思う。

親子ならもちろんだけど、たまに辛いと
思うときもあるだろう。

自分が病気のときや、忙しいとき、考え事を
しているとき、いやな顔で無視したり、あいまい
な返事でごまかしたり、露骨に無視したり。

最近高熱(40度!)を出したので、夜の病院に行った。

そこで親子3人組にあった。どうやら3歳くらいの男の子
が病気らしい。5歳くらいのお姉さんとお母さんが付き添い。

男の子はそんなにぐったりすることもなく、見た目的に
は普通だったのに、お母さんがやけに疲れていた。

理由は分からない。

で、女の子がたまにお母さんに話しか掛けるけど
お母さんはほとんど無視。
たまに命令(取ってきてとか)するくらいで、会話はなかった。

さすがに最後の方には、女の子は悲しそうにほとんど
自分から話しかけることはなかった。

子どもは親の体調や気分をほとんど無視する。
今,そのときにかまって欲しいのだ。
逆に疲れているときにこそ、自分がどれだけかまって
もらえるか、試しているふしがある。

あたしはそんな気がした。

だからなるべく,疲れているときにこそ対応はおろそかに
しないようにした。
まず目だけでも見るようにした。
話すのが難しくても、目を見て、なんとなく口元を
緩めて、手を前に差し出せば(待ての合図)、とりあえずは納得する。

それでも駄目なら、一応説得する。
それでも駄目なら、さすがにちょい怒る。
だって、相手のことを思いやるのも必要だから。

まずは返事をしてあげようと思う。

そうすれば、きっと、いつかは思い出す日が来る。

あの時はがんばってくれたんだと。
あの時がんばってよかったと。

Q 親に無視されたことはありますか?
A これがまったく記憶がない。どんなに疲れていても
  対応をしてくれた。風邪だろうがなんだろうが。
  昔は風邪を引いていてもわがままを言っていたが、
  今思うと、ひどいことをしたという反省と、ありがたい
  という気持ちがある。


PS
昨日の晩御飯
・鳥のから揚げ
・ほっけの干物
・サラダ

製作著作 妻さん



2003/05/26

でしょぉーー。っていったでしょぉー。

最近、藍夏さんが悪さをしたとき、まず最初にいい訳
をするようになった。

それが本当のことならいいが、微妙に嘘が混じるの
で、たまに怪しいことになる。

杏夏さんが大泣きしているので、何をしたのか
聞くと
「きょうかが、あいかのふくをひっぱたの。だから
ひっぱりかえしたの」
これは嘘ではない。
でも本当は
「(あいかがほんをとりあげたから)きょうかが(おこって)
あいかのふくをひっぱったの。」
が正解。

でもそれがよくあるからと言って、嘘をついていると決め付けると
とんでもないことになりかねない。

たまたま妻さんがカタログを見ているとき、藍夏さんがやってきて
「あいか、まえ○○(あたしの名前)とやくそくしたの。つみきかって
くれるって。だからかって。」
妻さんは「また嘘ついてる」と思ったらしく
「藍夏、なんでそんなこというの? 駄目じゃない。嘘ついちゃ」
そういって押し問答になり、結局藍夏さんはおやつ抜きになった。

あたしが帰ってきて、藍夏さんがしょんぼりしているから、妻さん
に聞いてみると、カタログ事件を詳細に説明してくれた。
そしてあたしが一言。
「あ、それホント」
その瞬間、藍夏さんが「ニマーーーー」という顔をして、
妻さんを見た。

妻さんが必死に謝る中、藍夏さんが
「いいの、いいの。まちがえちゃったんでしょ」
と得意満面な顔で優越感に浸っていた・・・。

Q うそと決め付けれたことはありますか?
A ないかな・・・。嘘つくのがうまくないからすぐばれる。

PS
昨日の晩御飯
くるまやラーメン
でした。。。。

2003/05/25

離婚の危機と人気者のあたし

子どもが大きくなるにしたがって、子どもとの接触時間
が飛躍的に多くなる。

それは言葉が理解できるようになることと、
行動範囲が広くなって体を使ったコミュニケーションを
求めるからだ。

だんだん年を重ねるにしたがって、会社での仕事も増えて
いき、家に帰るのが遅くなる。
必然的に、どこを削るかと言うと、妻さんとの会話に
なってきてしまう。

まあ、ウチはそこそこ会話がある家庭なので、まったく
なくなるということはないけど、1時間くらいあった
会話が時には10分くらいになってしまうこともある。

で、ここまではなんとなく予想できること。

でもウチは夫婦の会話を意図的に邪魔するやから
がいる。

ちょっと時間に余裕が出たとき、妻さんと話していると
「あいかねぇーーー、あのねぇー、あのねぇーー」
とあたしに体当たりしてきて、思いっきり邪魔しに来る。

自分がいつも主役でないと我慢できない藍夏さんは
夫婦だけの会話を許さない。

それを見てきた杏夏さん。
藍夏さんがいないときや、一瞬遊びに夢中になっている
時に、あたしの出番だ、とばかりに
「きょうかぁーーー、だっこーー、あそぼぉー、あそぼぉー」
とあたしのズボンを思いっきり引っ張ってくる。

この子は言っても分からないことがあるので、たいていは
あきらめざるを得ない。

もし離婚の危機が来て、子どもに
「なんで?」
と聞かれたらこう答えよう。
「おまえ達のやきもちのせいだよ」
と。

Q 親の会話を邪魔したことがありますか?
A まずないねえ。そんな記憶もない。
  ウチはよく会話をする両親だったけど、ほっといた。

PS
昨日の晩御飯
・すき焼き
・納豆
・トマトサラダ

制作著作 あたしです。

2003/05/23

ビデオとゲームと訓練

ウチではあたしがいるときは基本的に
ビデオは見ない。

外から帰ってきたら、その瞬間に見ていた
ビデオを消す。

藍夏さんはもう分かっていて、ビデオの電源を自分
で消すようになった。
杏夏さんはまだ分かっていないので、
「ぴぇーーーー」
と泣き出すが、何か違うことをやってあげてなんとか
ごまかす。

何でイヤななのか明確な説明ができない。
前にもちょろっと書いたけど、
「楽している」
ような罪悪感を感じるせいだろうか。

そんな理由で、ゲームもおそらく買わないだろう。
それならいくらでもあたしが遊ぶつもり。

この前、藍夏さんのプールに付き添いで行った。
中にはお父さんが何人か来ていたけど、顔つき
から疲れていた。
その理由は分からないけど、もう面倒くさく
なっているのかもしれない。
中には一人で本や新聞を読んでいる人もいた。

あたしは杏夏さんと遊びながら(じっとさせないと
いけないから)、藍夏さんに手を振っていたけど、
辛いというか,慣れてしまっていた。

おそらく、ビデオやゲームをさせないと言うのは
もしかしたら「訓練」なのかもしれない。

子どもにとっても、あたしにとっても。
その二つを止めれば、何かしら子どもと遊ばないと
いけないし、それが当たり前になって、ますます
体を頭を使うことになる。

当たり前になる方向はある意味「親子一緒」
の状態がいい。
別々よりも。

家庭は楽しいばっかりじゃできない。
ある程度「訓練」が必要なんだろう。

でも、あたしの訓練のゴールが見えない気がしなくもない。

みんな同じなのだろうか?

Q 両親に対して「がんばってくれてるなあ」と思ったときは?
A ものすごい渋滞で、みんな寝ているのに父親が
  運転してくれていたとき。

PS
昨日の晩御飯
・回転寿司

制作著作 銚子丸











2003/05/22

困ってしまうお土産、迷ってしまうお土産

実家に帰ると、何かと世話を焼きたがるのは
ウチに限った話じゃないだろう。

どのうちでも、得に息子系だと、母親は何かと
面倒を見たがる。
もちろん、どうでもいいことから、それは関係ない
でしょうということまで。
いつまでたっても子供だと言うのは分かるがたまに
限度を超えることもある。

前に松坂投手が言っていたけど、お母さんは何か
と一言いいたいらしく、プロになった今でもなんと
ピッチングに対して物申すそうだ。
「あんたねえ、あの時城島さんに投げたスライダーは
外から入っていかないと駄目よ」
みたいなことを。

まさに暴挙だ。
さすがに松坂投手もキレて
「うっさいんだよ!!」
とかいうらしいけど、お母さんはめげずに毎回言うらしい。

で、あたしはその手の事は軽く流すが、実家から
自分のうちに帰るときに一揉めする。

とにかく、いらないって言っているのになんでも
持って帰らせようとするのだ。
油、石鹸、ノリ、調味料、ジャガイモなどなど・・・。
「これいる?」
「持ってきなさい」
「あまってんのよ」
と言いながらあたしの目の前で詰めていく。
「いらないよ。」
「ウチにあるよ」
「ウチでもあまるから」
といっても入れていく。

さすがに最近は作戦を変えてあたしを無視して
帰り際に袋を渡したり、いないときにこっそり
妻さんを捕まえることがある。

ある日、実家から家に帰ってきたとき妻さんが
「おかあさんにいらないって言えないから
あたし困ったわよ」
なんていいながらちょっと笑っている。

何があったのか聞いてみると
「なんかタイのお土産らしくて、『乾燥ドリアン』を
やけに勧めるのよ。正直要らないって言えないし
でも誰も食べないし・・・。」
「それはそれで面白い!」
「でも入れた後に『あら、これ賞味期限切れてるわ。
入れたらあの子怒るわねえ・・・』って迷ってるのよ。」
このあたりで妻さんは笑っている。

「賞味期限とかの問題じゃない。」
「でもね・・・『こんなチャンスないんだけどなあ・・・』って
迷ってたからますます言えなくって(大爆笑)」


おかん、迷いどころが違うだろう・・・。

Q お母さんからもらって困ったものありますか?
A どでかいチョコレートの塊と、冷麺。
  そうせぇっちゅうの。

PS
昨日の晩御飯
・アジの干物
・鳥ジャガ(肉じゃが)
・トマトサラダ
・チーズオムレツ

制作著作 あたしです。

2003/05/21

未来予想ができる人

だいぶ前になるけど、藍夏さんがよそのうち
に行く行かないの話をしたことがある。

そのときは、ちょっとぐすって
「おもちゃもらえるなら行く」
くらいの感じだったのに、今はだいぶ変ってしまった。

最近法事があり、親戚の人にえらく気に入られ、
「藍夏さん、おばちゃんのウチの子になる?」
と何度も聞かれていた。

もちろん言っているほうは冗談だけど、藍夏さんは
本気にしていた。

最初はなかなか返事をせず、あいまいな感じで
ごまかしていた。
あたしが
「美味しいものがいっぱい食べれるよ」
「だーーれも怒らないよ」
「おもちゃいっぱい買ってくれるよ」
と誘導尋問をしてひっかからない。

最後は
「やなの!」
とはっきり断られた。

どうやら目先の欲より、後々の顛末が予想
できるようになったようだ。

子どもはたいてい、すぐ目の前のものを欲しがる。

「これ我慢したら、○○あげるよ」
とか言っても
「これがいいの!」
と言ってどうでもいいものを掴んでしまう。
未来予想が出来にくいのだ。

同じ理由で
「○○だったらどうする?」
的な仮定法の話しも苦手だ。
想像力はあるけど、現実的な創造力がないのだ。

だからもう冗談でも
「あたしがいなくなったらどうする?」
とは聞けなくなった。

前なら
「さがす」
とか
「うーーーんとーーーおーーーー。。。。。。」
ぐらいで収まったときもあったけど、今なら半狂乱に
なるだろう。

逆に想像力と創造力が重なり合い、悲劇的な
ストーリーを生み出すからだ。

昨日の夜、ビデオ(ハム太郎)を返しに行かなくては
ならなかったので、寝つかせを妻さんに代わってもら
った時にこう聞いてきた。
「どこにもいかないでね、はやくかえってきてね」

寂しいだけだったときは
「いかないでぇ」
とか
「いやぁーーー」
だったのに。

事故の心配や一人ぼっちにされることを心配しているのだ。
あたしはこう返した。
「お土産買ってくるから」
少し考えて
「いってらっしゃーーい!!」

ちゃんと未来予想ができるのだ。

Q いつから親と将来のことを話せるようになりましたか?
A あたしは小学校2年くらいのとき。将来は○○になると
  言っていました。それは今でも変りません。

PS
昨日の晩御飯
・ハンバーグ
・納豆
・トマトサラダ
・きゅうりと豆腐のマヨネーズ和え

制作著作 あたしです。






2003/05/20

結婚式を心配するより、その次が心配

よく娘を持つ父親に
「結婚式泣くよぉ」とか冷やかす人がいるが
あたしはそんな実感がない。

いや、娘の結婚式で昔を思い出して
ジーンとくることはあっても
「あんな男に」
とか
「もう巣立ってしまうのね」
なんて思わない気がする。

多分そのときまでに、いろんな変化があって
結婚式の5年以上前くらいからろくに話したりも
しない関係だと思う。といか、会う時間すらないだろう。
世間一般の状態から想像するに。

そんなに接触がなければ、もう慣れてしまって
寂しいとかはないだろう。

でも、結婚した後、わずかでも一緒に暮らす機会が
あるとすれば、その後はちょっと寂しいかもしれない。

例えば旦那が転勤で一人になったからって一緒に暮らしたり、
出産前後で実家へ戻ったり、はたまた出戻ったり。

多分、一緒に再び暮らし始めた時は、昔を思い出し話しも
よくしたりして、ちっちゃかった頃のことも思い出すだろう。

そして、過去の懐かしく、嬉しい日々に包まれて
幸せな思いに浸ってくる。まさにそのときに
家に戻ったり、旦那が迎えにきたり、再婚したり
されたら。。。
それは寂しさがものすごくこみ上げると思う。

天国へ引き上げれ、見えなかった地獄へ突き落とされる感じ。

だからお願い。

旦那と喧嘩したからっていって実家へ帰ってこないで。
また一緒に暮らせると期待してしまうから。

Q やむなく実家へ帰る時ってどんなとき?
A 男の子はないからねえ、そんなケース。
  女性も、まずは友達の家から攻めてね。

PS
昨日の晩御飯
・遅かったので「そば」
みんなは知りません。

制作著作 あたしです。









PS

2003/05/19

マジ切れを何回するかがポイント。

子供が悪さをしているとき、どの程度の
怒りを出せばいいかちょっと迷う。

やさしく
「だめだよ」
からスタートして
「だめでしょ」
「だめだってば」
「もう、本当にだめ」
「いいかげんにして」
「止めなさい」
「コラ!!」
「(ゴツン)」

みたいな感じで経緯すると思う。

あたしはこのスパンが長いのが非常に嫌いだ。
自分が何回も言うというのが嫌という理由もあるけど、
それ以上に、「繰り返し怒る」ということが習慣になるのが
いやなのだ。

子供は何気に賢くて、
「この人は5回くらいまでは(叱られても)
大丈夫だな」
というのを計算している。

だから、最後の
「(ごつん)」
手前まで、何とか無視しつづける。

あたしは、もうこういった感情の流れを十分
過ぎるほど知っているので、3回までで
終わりにする。

2回目に
「次叱るときはもう口で言わないよ」
とはっきり言う。

で、3回目で
「(ゴツン、コ)」
だ。

藍夏さんもだいぶ理解してきて、さすがに2回目の脅し
で、納得して3回目はない。
もし不満があれば、2回目の時に
「あいか、まだこれしているさいちゅうだから、ちょっと
まってほしいの」
みたいな「続けたい理由」をちゃんと言う。

これがあれば、そこにはコミュニケーションがある
ので、その発言を無視して「(ゴツン)」とすることは
ない。

ちなみに昨日、あるこどもがお母さんのマジ切れ
3連発にも動じなかった・・・。

あのお母さん、最後はどんなオチをつけるのだろうか。
おそらく
「もう、知らないからね」
で終わるのだろう。

知らないってことは、放棄ってこと?

Q 親に何回目に怒られたときに叩かれた?
A あたしんチは2回くらいで、ビンタだった。
  そりゃ短いでしょ。聞こえない時だってあるんだから。

PS
昨日の晩御飯
・実家へ帰った割にはへんな居酒屋風レストラン
 最悪だった・・・。
 ちなみに昼ご飯は
・そば飯
製作著作 あたしです。



2003/05/16

旦那は話を聞かない

夫婦も年齢を重ねてくるにしたがって
会話が少なくなるという。

特に中高年になればなるほど話さないのが
普通になり、よくある熟年(定年)離婚へと
いくパターンが多い。

あたしのウチの話はおいといて、あまり
夫婦でよくしゃべるという話を聞かない。
特に子供がいる家庭だと、会話があったとしても
子供の話を妻が一方的にするいうだけで
キャッチボールになっていないケースが多々ある。

たまたま今日もそんな人たちを見た。

40代くらいの夫婦が歩きながら話していた。
「ねえ、今日は同いう風に行く?」(妻)
「そうだな、なんでもいいけど」(旦那)
「小岩からバスが出ているからそっちからでもいけるらしいわよ」
「場所ねえ、ちょっとなあ・・・」
「なんで?」
「え? 」
「場所がなんで問題なの?」
「いや・・・」
「バスで行こうって言ったの」
「ああ、そうするか・・・」

一瞬分からないが、どうやら旦那はまったく話を
聞いておらず、ただ
「バス」

「場所」
と聞き間違えて、単に疑問系で返しただけだった。

行く場所は決まっていて、行く方法を相談している
にもかかわらず、この会話である。

これで相手が怒らないのが不思議である。

Q 夫婦(両親)の会話は弾んでいましたか?
A ウチの両親は弾みまくっていた・・・。

PS
昨日の晩御飯
・遅かったのでインスタントラーメンでした。
みんなは焼きそばらしい。


2003/05/15

うそつきと呼ばれて

子供が大きくなるにしたがって、説明しなくては
ならないことや、状況を把握させないとすまないことが
でてくる。

小さければ
「なんでだろうねぇー」
とか
「わかんないーい」
と都合の悪いことは済ませてしまう人が
多いだろう。

でもある程度の年齢になると、
「あんた、知らないわけないでしょ、すっとぼけんじゃ
ないわよ」
となる。

藍夏さんもだいぶごまかしが利かなくなってきた。

たまたま食事をしているときに、藍夏さんの
手紙が近くにあったので、ジュースの水滴が
付いてしまった。

あたしは「やばい!」と思いつつも、藍夏さんが
近くにいなかったので、そのまま何も言わずにさりげ
なーーくずらしてすっとぼけた。

しばらくして、藍夏さんがご飯を食べずに遊びだした
から、少しきつめに
「早く食べなさい」
というと、半泣きになり
「なによ、○○(あたしの名前)だってジュースごぼした
じゃない!」
といきなり切り込んできた。

あたしはとりあえず
「違うよお、何もしていないよお」
ととぼけることにした。
リアクションが面白かったのでどうなるか
見てみたかったのである。

すると
「うそついちゃだめ! くるくるってジュース回した
とき、とんだんでしょ!」
そのとおりである。ジュースのコップを少しまわしたときに
水滴が飛んだ。でも藍夏さんはその瞬間を見ていない
はずである。なぜならそこにいなかったから。

でも彼女はすばやく手紙がぬれていることを察知し、
その原因まで推測したのである。

あたしはさらにすっとぼけて
「だって見てないでしょ、なんでそんなの分かるのよ」
というと
「もう、ばれているんだから、うそついちゃだめ! もし
やってたらどうすんの! おこるよ!」
いつものあたしの口調をそっくり真似している。

この辺でもうやめて素直に謝った。

でもわずか4歳で状況判断ができ、ストーリー
を組み立てられることにびっくりした。

もうごまかしはきかない。
ごまかすつもりもないけど

Q 大人の嘘に気がついたのはいつ頃から?
A あたしは小学校高学年くらいかなあ。
  それまで両親のいうことはまるっきり信じていた。

PS
昨日の晩御飯
・アジの干物
・卵焼き
・ビーフシチュー

製作著作 妻さん





2003/05/12

演技が本気になる。

議論でもそうだが、最初はなんでもなかったのに
言い争いをしているうちに興奮してきて、議論のための
議論になるケースがままある。

これが子どもの形態でもよくあり、悲しいことをわざ
と当てはめて、追いこんでいくことがある。

藍夏さんは元々演技者だが、たまーーに、
悲劇のヒロインになりきることがある。

たまたま具合が悪かったので、妻さんと
一緒にお風呂に入るよう頼むと、まずは
「いや!、ぜったいいや!」
と断りのお返事。

ここで引き下がったら意味がないので
もう少し押してみる。
でも
「じぇったいいや!!」
やはり変えない。

もう一声押してみる。
すると
「なんで? ○○(あたしの名前)ぐあいそんなに
わるいの?」
と心配してくる。

そうだと言うと
「ぐあいわるいんだ、もうおふろからかえってきたら
あえないかもしれないんだ・・・」
と勝手に想像し始める。
この時点では、半分冗談のつもりだ。

「そんなことないよ、ずっとここにいるから大丈夫」
あたしがそう言っても、藍夏さんは聞いていない。
「・・・○○はもういないかもしれないんだ、おふろに
いったらもうあえないんだ、そんなあ・・・そんなのいや!!」
と言って勝手に泣き出す。

この時点で大泣きになる。

結局
「大丈夫だよ、ずっとここにいるから、約束ね」
と、本題からまったく関係ないことで慰めて
、藍夏さんもいるんだったらOKみたいな気分に
なって、妻さんとお風呂に行く。

内心、
「よく分からんけど、まあいいか」
と思いつつ、お風呂まで見送った。

で、服を脱いでいる途中、
「・・・なんできょうはいっしょにはいらないんだっけ?」

やっぱり気がついたか・・・・。

Q 一人で勝手に悲しくなったことありますか?
A 昔,寝ているときに親と離れ離れになる話しを作り出して
  最後のオチで大泣きしていた。ほとんどアホである。

PS
昨日の晩御飯
・豚の生姜焼き
・赤鯛の干物
・トマトとシーチキンのサラダ
・納豆

制作著作 妻さん






2003/05/11

目と目が合う瞬間。

あたしはあまりいじけていることをアピール
しない。

怒っているときも、怒らせた人以外には
笑顔で接する努力はする。
たまーーーにどうしようもなくて怒り狂って
いるときもあるけど。

でも子どもはみんなアピール好きだ。
怒っている時、悲しいとき、嬉しいとき、
全て相手に分からせないと気が済まない。
そして
「そっかーーー。○○だねえーーー」
と言って頭をなでて欲しいのだ。

杏夏さんはそのあたりを藍夏さんから
学んだ。
藍夏さんが
「もうしらないから!!」
と言ってカーテンの陰に隠れるのを見て、杏夏さんも
「きらい!!」
と言って、壁の隅に行ってわざとらしく肩を震わす。

このごろはちょっとした事でもやるので、もうやること
がイベントの一つになっている。

あたしはこの手のことで追っかけて慰めるのが
嫌いなので、妻さんは構うけど、あたしはたいていほっとく。

すると、杏夏さんはあたしにではなく、妻さんにアピールする。
「きらい!!」
と言いつつ、布団に顔をうずめていると、どうやら泣き声が
嘘っぽい。

あたしがさりげなく近づいて、そーーと顔を見てみると、
ちょうど、杏夏さんがこっちをうかがうタイミングとぴったり
あってしまった。
杏夏さんは慌てて顔をうずめてまた泣き出した。
当然嘘泣きだ。

あたしが大爆笑をしていると、気まずいらしく、さらに
大きな声をあげたが、もう誰も信用しない。

10秒後。

あきらめて、ぱっと立ちあがり
「ねーちゃ、あそぼ」
と言って遊び始めた。

これが1歳8ヶ月の女の子である。

Q 何かアピールしたことありますか?
A 小さい頃、泣きつづけたことがあるけど、いくら泣いても
  だれも助けてはくれなかった。それ以来、アピールは止めた。

PS
昨日の晩御飯
・悲しい事ながらうどんです。
食欲がなかったので。

制作著作 妻さん




ps

2003/05/10

自分のやることに酔う瞬間。

ある程度自分を作ってしまうことは、
誰にでもあるだろう。

仕事のときに
「バリバリ元気に働く」キャラ。
飲み会のときに
「ガンガンに盛り上げる」キャラ。
誰かが悪いことをしている時に
「注意をしてあげる正義の味方」キャラ。

最後はまあいいとしても、それが芝居がかって
いるとカチンとくる時がある。

藍夏さんの幼稚園で、発表会がありみんな
お芝居をしていた。
それがどいうやら幼稚園内でブームになって
いるらしく、何かとそのときのフレーズを使う。

あたしがちょっと杏夏さんを叱っていると
「やめてー。みんなーーーけんかはしないでぇー」
とか言ってくる。
「みんなじゃねえよ」
とあたしが軽く突っ込むと、藍夏さんは
「この子もまちがえちゃったのぉ。おこらないであげてぇ」
と続けてくる。

まあ、藍夏さんのリアクションでいちいち怒る
訳にも行かないので、そのままほっとくが
こんなような事が日常茶飯事的になっている。
NHKの子ども系ドラマに出てくる劇団員の用ようだ。

あたしの知り合いに、自分のキャラを小学校
時代に作っていたら、そのまま大人になってしまった
人がいる。

その人は低音で話すドラマの主人公(よくある
刑事とか探偵とか)にあこがれ、小学校時代に
低音で斜め的に人と話していた。

で、40近い今、明らかに変な声と態度で
接している。

藍夏さんの将来が危ない。

ためしにあたしが劇団員っぽく話してみた。

「あいかさーーーん、いいなあーー、あたしも
そっちでみんなとあそぶぅーーーー」
藍夏さんがチラッとこっちを見て、曰く
「・・・なんか、いやーーなかんじぃ。」

これできっと止めてくれるだろう。


Q 子ども時代に気に入ってしまったキャラは?
A おちゃらけかなあ・・。で、そのまま来ちゃったけど。

PS
昨日の晩御飯
・カレーライス
・トマトサラダ。

制作著作 あたしです。




2003/05/09

伝染病のせいで、一緒に食事?

あたしは子供の頃からほとんど
虫歯がなかった。

それは甘い物を食べないからだと思って
いたけど、それはそうでもないらしい。

つい1・2年前までは歯を磨かないせいか、
あるいは甘いものを食べているために
虫歯になると思われていた。

ちなみに虫歯は伝染病なので、子供が赤ちゃんの
時にお母さんから同じスプーンで物を食べたり、
「チュッ」とかしなければ基本的に虫歯になることはない。

我が家はそのことを事前に知っていたので
妻さんはえらく気を使っていた。
妻さんは普通程度に虫歯があるから。

あたしはなーーんも気にしないで、好き勝手
やっていた。
だからってわけじゃないけど食事もすべてあたしが上
げて、藍夏さんも杏夏さんもあたしの隣でご飯を食べる。

今では藍夏さんも杏夏さんも、あたしの食べ物は
必然的に自分の食べ物と思うほど同一化している。

はてさて。
伝染病のせいであたしと食べるのか、あたしが
いいから食べるのか。

この話を妻さんに言ったら答えはひとつだ。

Q 虫歯の予防法は?
A 今日聞いたら、唾液だそうです。間食が多ければいほど
  唾液の分泌が減り、酸性になるので規則正しく食事はしましょう。

PS
昨日の晩御飯
・餃子
・ウインナ−(藍夏さんリクエスト)
・ポテトサラダ
・トマトときゅうりの和え物

製作著作 あたしです。






2003/05/07

からだにおえかき

何気に藍夏さんと銭湯に行く機会が多い。
昔は何も知らないから無茶なことを平気で言っていた。

下町のせいか、ウチの近所には渡世稼業の
人が多い。銭湯にも当然来る。

まさによくあるテレビドラマのようだが、藍夏
さんは彼らを見るなり
「あのえはなにーーー?」
と指差しで聞いてきた。
幸い距離があったのと、声がくぐもって
あたしにしか聞こえなかったので、にらまれる
ことはなかった。
本気でヤラレルと思った。

急いで藍夏さんの口をふさぎ
「外では人を指差しちゃだめ。人のことを
聞いてもだめ」
と説得した。
あたしのアタアタぶりでなんとなくやばい状況
だということは分かったのでそれ以来言わなく
なった。

で、本当に言いたかったのはこのこととじゃなく
(長い前フリでごめんなさい)たまたま昨日刺青
をしている女の子を見かけた。
女の子がかがんで何かを取ろうとしているとき
に、T−シャツが浮かんで腰が見え、その部分
に文字が書いてあった。
なんて書いてあるかは分からなかったけど
なんとなくかっこいい感じがした。

自分もやりたいと前前から思っていたけど
どうしても踏ん切りがつかなかった。
理由は
「親と子供のリアクション」
だ。

親は絶対に悲しむ。
子は今は喜ぶかも知れないけど(藍夏
さんは大喜び)、大きくなって友達とかに
「藍夏ちゃんのお父さん刺青しているよ」
とか言われてしまうかもしれない。

自分のせいでいじめられるのはたまらない。

もし藍夏さんがやりたいといったらどうしたら
いいだろうか?

たぶんあたしの親と同じだろう。
なんにせよ、堅気のイメージがないものに
寄っていくのはいやだ。
からだを傷つけるとか、汚いとかそんなのは
どうでもいい。

大きくなって、藍夏さんが母親になったとき
きっとこう言うだろう。
「なんで止めてくれなかったのよ」
と。
子供がいじめられるのを未然に防げたのに、と。

そんな思いをさせないためにも、女の子は
刺青を彫るのは止めましょう。

Q 刺青はどんなときかっこいいと思う?
A タレントがやっているのを見たときかしら。
  あれって、イメージアップで言いといえばいいし
  悪影響でよくないといえばよくない。
  微妙だ・・・。

PS
昨日の晩御飯
・遅かったのであたしは立ち食いそばです。
みんなはスパゲッティーみたいでした。







2003/05/06

段取りか変化か。

あたしは段取りが決まった後に
変更されることを嫌う。

特にあれこれ考える人なので、そのスケジュール
を意味なく壊されると若干いやーーな気になる。

ある日、晩飯を作ることが帰りの電車の
中で確定すると(確定しない日があるかない
かはおいといて)、その電車の中ではフル稼働
で頭が動き出す。

晩飯のメニューは無論のこと、タイムスケジュール
から、冷蔵庫の中身、週の献立、スーパーの安売り
ありとあらゆることを想定して検討する。

家に着いたときはちょっとした虚脱感と、
やる気が複雑に絡み合っている。

で、台所に立ち用意をしているときに
「やっぱり外で食べるわ」
とか言われるとかなりカチンと来る。
今までのフル稼働はなんだったのかと。

でも相手もこっちの体調やらを気遣って
かもしれないので、激怒するわけにも行かず
「・・・はい」
程度でお茶を濁す。

我が家はこの手のことが非常に多い。

また休日の遊びなどでは、コースを決めて
から、その下準備として道路状況、経路、
子供たちの状況などを頭の中でフル稼働して
、一応のスケジュール感が掴めた後
「やっぱりここにも行って」
などと言われると、正直すべてのやる気がなくなる。
げんなり、って感じ。
リスケジュールですまないような感覚になる。

で、この手のことを第3者に話してみました。
すると
「やってやりゃーいいじゃない(女子)」
で終わった・・・。

だよなあ・・・・。


Q げんなりするのはどんなとき?
A 一方的に要望されるとき。

PS
昨日の晩御飯
・鳥のから揚げ
・ほうれん草の胡麻和え
・ちくわののり和え
・チーズオムレツ
・納豆

製作著作 あたしです。






2003/05/04

ものすごく「できた子」は、ココにはいない。

日本の子どもと海外の子どもの決定的
な違いは「面倒見」だと思う。

そんなに海外生活をしているわけじゃないけど
アジア系の子どもたちの集団をみていると
たいていピラミッド型の集団になっている。

一番年上のしっかりとした兄さん姉さんがいて
その下に、よその子も含めたこども達がいる。

日本はというと、同い年の数人で遊んであまり
関係ない子どもや、年が違う子どもとは積極的に
遊ばない。特に年が高くなるにつれて顕著になる。

たまに藍夏さんが公園で知らない子と遊んで
いても、同い年くらいの子で、その子も一人ぼっち
の場合が多い。
小学校高学年の子どもに面倒見てもらった
経験は皆無だ。

たまたま、妻さんの実家の近くにアジア系の
コミュニティがあって、その子達が公園で遊んでいた。

もちろん元気だが、人に意地悪をするわけでも
なく、みな往々にしていい子だ。
でもたまーーに、いたずら小僧が藍夏さんのシーソー
に飛び乗って一緒に遊ぼうとする。

すると・・・・。
一番年長のお姉さんが(10歳くらい)走ってきて
「駄目!」
と叱りつけ、藍夏さんにさりげなーーく謝って
連れ去っていく。

もちろん、よくある説教、し切り好きというわけじゃ
なく、母親のような接し方をしていた。
しばらくその子を見守ると、その子は遊びに深く
参加することはなく、常に周りを監視していた。

1歳くらいの子がすべり台に行くと、駆け込んで
支えたり(降ろさないのが偉い!)、水のみ場
で水がうまく飲めない子がいると、手伝ったり。

常にそつがない。
保母さん状態だ。でも決していやがるそぶりは
みせず、それが当然のように振舞っている。

でも、他の場所でもそんなような子達を
見たような気がする。
テレビなんかでもよく出てくる。

帰り道、妻さんに
「あの子、偉いねえ」
と言うと
「そうだよねえ、日本にはまず居ないねえ。」
と即座に返した。

藍夏さんに期待しよう。

Q 年上の子どもに面倒を見てもらったことがありますか?
A ・・・・ないねえ。兄にも面倒みられたことがないから。

PS
昨日の晩御飯
・にらヤキソバ
・ちくわのピリ辛和え

制作著作 あたしです。




2003/05/02

少し気まずい父親たち

たまの休みになると、たいていの父親諸君は
このときとばかりに子供たちと接触を持つ。

そのせいかどうか、彼らは子供を含んだコミュニティの
場で、どう過ごしていいか今一つ掴みきれない。

離れて見守る人、ずーーーとべったりの人、お母さん
の側にいて、どうしていいか分からないけど側に
いる人。

今はGWのせいか、普段より子供たちと一緒にきている
お父さんをよく見かける。
あたしはいつも単独で、一緒に遊んでいるので関係ないけど
他のお父さんは少しずれている。

その典型が、
「他の子供に対する接し方」
だ。

別に何をしてもいいけど、
「おいおい、慣れてないなあ、あんた」
というのがバレバレなのだ。

滑り台で自分の子が逆側から登ろうとして、他の子と
ぶつかったらあわてて
「だめでしょ、こっちじゃないよ」
と引き剥がすように連れて行く。
もう少し
「逆,逆」
くらいの軽さで、ぱっと後ろに持っていけばいい
のに、まるで大犯罪者のように連れて行く。
もちろん、もう滑り台にはこない。

他のお母さんも、子供たちもそんなのは日常茶飯事で
何も気にしないのに、一人で慌てている。

ちなみに、我が家関連で言うと。
ちょっと妻さんが藍夏さんから目を離しているすきに
藍夏さんが、大泣きしていた。
たまたま、トイレから戻ってきたあたしがそれを
発見すると、側で他のお父さんがどうしていいか
分からずおろおろしていた。

あたしが笑いながら
「何してんの、あんたは。」
と藍夏さんに言いながら
「ごめんさい、何で泣いたか分かりますか?」
と聞くと、自分はまったく関係ないことを
アピールしたい気マンマンで
「転んだんです、転んだんです」
とアタアタ言うとそっぽを向いてしまった。

どうやら、ブランコの囲み柵を鉄棒の要領
で一回転して顔から落ちたらしい。

誰もあんたがやったなんて言ってないのに。

他のお母さんなら
「ここからぐるっとなってころんじゃったみたいです。大丈夫?」
なんて言いながらさらに砂まで払ってくれるだろう。

そこまで世間様はひどい目でみないよ。
イヤなやつはいるけど、社会ほどじゃない。
・・・というか社会でいやな目にあっているから
そうやっておどおどしてしまうのか? 

じゃあ、あたしって・・・。

Q お父さんと公園に行ったことありますか?
A あるわけがない。競馬場なら行ったけど。

PS
昨日の晩御飯
・実家だったので中華料理です。










彼らは

2003/05/01

何度言っても分かない、それはビビリん坊?

藍夏さんはちょっと気管支が弱いので
プールに行くことになった。その体験日でのこと。

お友達も一緒だったということもあり、藍夏さんは
いつにもましておおはしゃぎだった。
妻さんが目を離した隙に、なんと長椅子の上に
立って走り回っていた。

妻さん、激怒。

あたしからも一言言ってやらねばということで、
説教タイムへ。

そこでは2つの約束をすることに。
1つは「同じことを何度も言わせない」
1つは「じっとすること覚えましょう」
(原文まま)

必ず覚えるようにと、繰り返し言い聞かせ
「後で覚えているかどうか質問するよ。言えなかった
らゴッツンだよ」
と脅しておいた。
いつも怒っても聞き流すことが多く、その結果
プール事件が起こったので、少々きつくした。

で、30秒後。

言えない・・・・。
ゴッツン。
もう一度説明。

1分後。

言えない・・・。
ゴッツン。
もう一度説明。

これを13回も繰り返した。
(こう聞くとぼこぼこ殴っているみたいだけど
決してあざだらけというわけではありません。)

さすがに何でだろうと考えてみた。

どうやら、怒られているのが怖くなり、
覚えるところまで意識が届かなく
なったようなのだ。

これはいかんと反省。

「もうゴッツンはしないから、ゆっくりやってみよう」
やさしく抱っこしながら言い聞かせてみる。

1分後。

言えない・・・。

もう一度分析。

どうやら、
「何度も言わせない」
の箇所が、いつも聞いているので耳どおりがよく、
約束のひとつとしてなかなか認識できないみたいだった。

そこで、やさしくしながらちょっと落ち着かせ、
「何度も言っているケース」や「言葉の意味」
を説明した。

で、1分後。

今度はちゃんと言えました。

しかり方にもいろいろあって、きつくしていいときと
単純に言うときや、噛んで含んで説明しなくては
いけないときなど、それぞれだ。
それらをどうやって使い分けたほうがいいのか。

あたしがよーく考え、覚えておかなくてはならない。
覚えておかないと・・・ゴッツンか。

Q 親にはどんな風に叱られましたか?
A ビンタのみです。
 (だからといって辺に勘違いしないように)

PS
昨日の晩御飯
・遅かったんでなしです。
みんなはスパゲッティ-です。